Linux の VNC Client 調査メモ

要約

  • macOS で Screen Sharing を設定し、Linux から接続したかった
    • 作業はあくまで Linux でやりたいが、Safari での動作確認などのために macOS も使う
  • macOS の Screen Sharing は VNC である
  • Linux の VNC Client はどれもあと一歩という機能性のため、使うのを諦めた

メモ

まず VNC Client の有名どころを調べた。以下 3 つが良さそうだった。

以前から Android では RealVNC を利用しているため、まずこれを試してみた。
その結果、特に困ることなく接続でき動作も安定していた。
だが、GUI が HiDPI の設定に追従してスケーリングしてくれない。具体的にいうと、ウィンドウやテキストのサイズがとても小さい。
この状態では継続的に使用する気になれなかった。ちなみに TigerVNC でも同様だった。

一応、以下 2 点を試したが改善されなかった。

最後の Vinagre はスケーリングしてくれたのでこれで決まりかと思ったが。
今度は肝心の接続ができない。どうやら Vinagre はパスワードの桁数に上限があるようだ。
Vinagre というより VNC の仕様のようだが、RealVNC や TigerVNC は 8 桁以上でも入力できた。独自の対応をしているのだろうか。
https://gitlab.gnome.org/GNOME/vinagre/-/issues/17

ともかく、満足に使える VNC Client がない(存在する可能性もあるがマイナーすぎるものは使いたくない)ため、調査はいったん打ち切りとした。