背景と方針
Rosseta 2 を入れないで構築してみたい(理由は、単に速度含めた体験に興味があるというだけ)。
したがって、x86 しか対応していないアプリケーションは使用ができない。
そういったアプリケーションについては、以下のいずれかの対応をとる。
- macOS プリインストールのアプリケーションで代替する。
- Arm バイナリを提供している類似アプリケーションで代替する。
- macOS の設定で代替する。
また、数年前から惰性で使用しているアプリケーションもあるので、この機会に不要なものは削除したい。
変更結果(Brewfile)
自分用に作っているセットアップスクリプトは brew bundle
でまとめてインストールしている。
なので、インストールするアプリケーションを変更する際は Brewfile を変更する。
今回の変更では以下の diff となった。
- cask "alfred"
- cask "caffeine"
- cask "google-japanese-ime"
- cask "mysqlworkbench"
+ cask "sequel-ace"
- cask "skitch"
対応内容と理由
Alfred
- https://www.alfredapp.com/
- Arm バイナリは提供されている。
- ただの Launcher としてのみ使っているので、Spotlight で代替する。
- 合わせて、Spotlight の検索対象を絞るよう設定スクリプトを追加。
Caffeine
- https://intelliscapesolutions.com/apps/caffeine
- Arm バイナリなし。
- スリープ on/off をワンクリックで切り替えできる必要性はないので、macOS の設定で良い。
sudo pmset -c displaysleep 0
でディスプレイスリープを無効にする。defaults -currentHost write com.apple.screensaver idleTime -int 0
でスクリーンセーバーを無効にする。
Google 日本語入力
- https://www.google.co.jp/ime/
- Arm バイナリなし。
- Wikipedia
によると、最終更新は 2019 年 7 月。それも令和の年号対応が主のよう。
- Android 版も Gboard への統合が予告されている。
- つまり今後のメンテナンスはないものと考えられる。
- Atok
に乗り換えることも考えたが、やめた。
- 有料であるため、インストール時にアクティベーションが必要になるのが面倒。
- IME にそれほど執着はないので、macOS プリインストールの日本語 IM で代替する。
- 合わせて、設定スクリプトも変更。
MySQL Workbench
- https://www.mysql.com/products/workbench/
- Arm バイナリなし。
- まずは無料のツールを試してみて、なければ有料のツールを試すという方針で探した。
- その結果、以下が候補になった。
- DBever は以前にも試したが、やはり UI の情報が多くて使いにくい。保留。
- DbGate は機能的な不足こそないが、ダウンロード数が少なすぎて怖い。
- Sequel Ace は良さそうなので使ってみる。
Skitch
- https://evernote.com/products/skitch
- Arm バイナリなし。
- 自分の用途だと、以下を満たせれば良い。
- クリップボードに保存したスクリーンショットを直接、編集開始したい(一度ファイルに保存するのは NG)。
- 編集といっても、矢印やテキストの追加、マスキング程度ができれば良い。
- クラウドストレージ保存は不要。
- ツールを探すも良いものがなく困っていたところ、どうやら macOS プリインストールの Preview が良さそうだと気付いた。
- Spotlight で Preview.app を起動し、そのまま
cmd + N
で New from Clipboard となる。
- Spotlight で Preview.app を起動し、そのまま
まとめ
もともと、インストールしているアプリケーションは少なめにしていたが、今回さらに減った。
デフォルトに寄せておくと、個々の対応状況に振り回されないというメリットがあるので良い。
M1 周辺の状況はまだ改善されると思うので、定期的に見直したいと思う。